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ISBN 978-4-7807-1981-9 |
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1,320円(税120円)
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著:戸石泰一
出版年月日:2020年10月4日
定価:1200円+税
判型・頁数:四六判・並製・264頁
宰治が死去して70年以上、いまだにその人気は衰えない。
本書は、太宰の弟子である三人の作家――破滅的な田中英光、不遇の小山清、そして彼らを太宰から離れる心とともに凝視する戸石泰一――三人三様の文学人生をえがいたもの。
文学が青春のものであった時代をただ回顧するのではなく、文学とは何か、生きるとは何か、師弟とは、友情とは……と真摯に問いかけた小説集。人びとが生きてありたいと渇望した時代は、戦時下・戦後のあのときだけでなく、いまもまたそうではないのだろうか。その求める心に、戸石渾身の作品が応えてくれる。
戸石泰一(といし たいいち)=1919年(大正8年)〜1978年(昭和53年)。仙台市生まれ。学生時代から太宰に師事。『太宰治全集』の編集に携わるが、高校教員、東京都高教組の専従役員などを務めたのち作家に専念。『火と雪の森』『五日市街道』『消灯ラッパと兵隊』などの著書がある。