源内櫛を挿す女
型番 ISBN978-4-7807-1164-6 C0093 定価:1,200円+税
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秋山 圭:著
四六判 216ページ 並製
定価:1,200円+税
ISBN978-4-7807-1164-6 C0093
2014年06月発行

【小説】江戸のジェンダー物語
平賀源内にとっては気まぐれな寄り道だったのか。
だがそのために多大な迷惑を蒙った武州山間の村があった。
そこで生まれ、成人した村娘 津留は、奇しき源内櫛に導かれて、過去の源内の実像に迫ろうとする。

源内がじつの父に違いないと知人から示唆された津留は、愛憎の念交錯するなか、いつしか源内の悪評を雪ぐため奔走する羽目になる。

名もなき野花のような村娘が巨木源内の名誉を守ることなどできるだろうか。


【目次】
プロローグ 4
第一章 31
第二章 101
第三章 153
エピローグ 200
参考文献 214

カバーイラスト:佐々木こづえ 


【著者プロフィール】
秋山 圭(アキヤマ ケイ)
東京生まれ。青山学院英文科卒。
商社勤めののち、東京都公立小学校勤務。三多摩女性史研究会所属。

【著書】
『わが心の吾亦紅』『丘に鳴る風』(埼玉文芸賞准賞を受賞)
『うたわぬ歌人』『浮きくさ』
『銅版天狗』(新風社出版賞奨励賞受賞)
『いとしきもの すこやかに生まれよ――日本初の帝王切開物語――』
(第九回歴史浪漫文学賞創作部門優秀賞を受賞)
『小説 千葉卓三郎』
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