俺たちの明日へ
型番 ISBN978-4-7807-1216-2 C0093 定価:1,300円+税
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松浦 六三四:著
四六判 152ページ 並製
定価:1,300円+税
ISBN978-4-7807-1216-2 C0093
2015/4発行

小説

《目次》
一、えたの子に生まれて
二、未知への航海
三、生涯の伴侶はユダヤ人
四、カイの学校「分離する平等」?
五、未来を担う力を育てる
六、人種差別に抗して
七、生きる姿勢
八、俺たちの明日へ

《前書きなど》
「人は何のために生きているのか」「この世の身分や差別は誰が決めたのか」「貧富の差は何故あるのか」
疑問は次々とわいてくる。
浜茶卓造が、自問を繰りかえさない日はなかった。幼い頃から社会から必要とされていない人間、あるいはそれ以下の存在だと、伏して生きることを強要されてきたのだ。
生きにくい時代だった。我慢の限界はとうに超えていた。息がつまりそうで、ひとりになると、拳をふるわせ、叫びそうになることも屡々だった。
士農工商の身分制度(武士階級と平民の区別でもあったが)が確固として現存していた。
身分は、人の序列・価値となって、生き方までしばりつけた。
(「一、えたの子に生まれて」より)


《著者プロフィール》
松浦 六三四(マツウラ ムサシ)
1963年、横浜生まれ。
中学・高校での「いじめ」体験をつうじて、被差別部落、アイヌ、黒人、ネイティブ・アメリカン問題などへの関心を深め、執筆活動をはじめる。
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