型番 |
ISBN 978-4-7807-0491-4 |
定価 |
1,320円(税120円) |
販売価格 |
1,320円(税120円)
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村田吉次郎 著
定価:1260円/冊
発行年月日:2009年10月10日発行
サイズ:四六判上製 144ページ
内容紹介
劇団前進座 上演候補作品
伝えてくれ。城の仕事はしかたなくやった、そして殺された。だが俺は、人として、奴らに勝った……。
江戸初期に材をとり、命の尊さ、働く者の技能と誇りをうたいあげる歴史劇。
新しい歴史劇の誕生 菅井幸雄(演劇評論家)
登場人物の動きが、一つ一つの小さな役をふくめて、リアリティを以て描かれているので、もしも舞台化されたら、これらの人間関係が、見るものを倦きさせることはないだろう。さすがに俳優としての永年のキャリアを活かした内容である。
作者は、現代的視点をもって、機械工具が今日のように充実していない封建制のもとで、地下用水の掘削という困難な事業を成し遂げた人間像を描いている。(「解説」より)
著者紹介
村田吉次郎(むらた きちじろう)
俳優、劇団前進座座友。
1927年7月18日福岡県北九州市生まれ。
1943年10月旧制小倉中学4年より鹿児島海軍航空隊へ入隊。特攻隊員となる。
1945年8月敗戦により小倉中学へ復学。47年福岡外字専門学校(現福岡大学)貿易科を3年で中退。
1950年6月舞台芸術学院講習科を卒(第3期)。劇団東京小劇場結成。1952年8月劇団前進座に併合。
主な舞台に、幸田露伴「五重塔」(のっそり十兵衛)、森鴎外「阿部一族」(太郎、阿部弥五兵衛)、水上勉「潮笛」(汐見十郎太)・「越前竹人形」(地人会、渡しの老船頭)、井上ひさし「たいこどんどん」(雷大五郎ほか)、鶴屋南北「四谷怪談」(宅悦)、河竹黙阿弥「河内山」(筆屋幸兵衛)・「四千両」(うどん屋六兵衛)、山本安英の会・木下順二「夕鶴」(惣ど)・「子午線の祀り」(伊勢三郎、平宗盛)・「赤い陣羽織」(お代官)など。