大獄と闇の夜
型番 ISBN978-4-7807-1154-7 C0093 定価:1,600円+税
定価 1,760円(税160円)
販売価格

1,760円(税160円)

在庫数 売り切れ中です

田中山五郎:著
四六判 272ページ 上製
定価:1,600円+税
ISBN978-4-7807-1154-7 C0093
2014/3発行

2話(「大獄と闇の夜」「あきらめぬ人々」)収録。

「大獄と闇の夜」
安政の大獄事件はその末端で福島の一人の百姓が巻きこまれた。
罪人として八丈島におくられた。五年の後、許されて故郷の村に戻って来た。
福島桑折代官川上猪太郎は早くもこの男に注目した。幕末に至り、福島城主板倉候は徳川幕府の下命により急遽軍資金の増額を命じられた。
家臣桑折代官川上猪太郎に命じて増収を図ることになる。これの拠出は蚕種紙、生糸などの産物取引の歩銭の増額で対処しようとしたが、百姓、仲買い人等が怒って取引市場を閉鎖して対抗した。折から、不作の夏、福島平野の190カ村の民衆は、飢えに苦しみ大挙して福島城に押しかけた。その中に島から戻って来た菅野八郎がいた……。

【目次】
大獄と闇の夜 5
一 6
二 32
三 45
四 59
五 74
六 81
七 94
八 107
九 120
一〇 130
一一 146
一二 150
一三 155
一四 162
一五 174

あきらめぬ人々 185
一 186
二 200
三 208
四 233
五 238
六 244
七 248
八 254
九 260

題字    山本 敬子
装丁・装画 佐々木こづえ


【著者プロフィール】
田中山五郎(タナカ サンゴロウ)
1931年2月東京生まれ
1949年都立農芸高校卒。
現在、農園経営。日本民主主義文学会会員

《主な著書》
『徳丸ヶ原異聞』1984年、青磁社。
『千代、今ひとたびの』1999年、本の泉社
『五・一広場』2005年、本の泉社(日本図書館協会選定図書)
この商品について問合わせるこの商品を友達に教える買い物を続ける