企業別組合は日本の「トロイの木馬」
型番 ISBN978-4-7807-1611-5 C0036 定価:2800円+税
定価 3,080円(税280円)
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宮前 忠夫:著
A5判 440ページ 並製
定価:2,800円+税
ISBN978-4-7807-1611-5 C0036
奥付の初版発行年月:2017年04月27日
書店発売日:2017年5月中旬

【書籍説明】
日本の常識となっている「労働組合」という用語・概念も、「企業別組合」という組織形態も、財界と支配階級が労働者・国民を欺くために、贈り物を装って送り込んだ社会的偽装装置・「日本版トロイの木馬」であり、世界の非常識であることを歴史的・理論的に検証。この視座に立って、戦前・戦後の内外の議論を批判的に分析・総括し、21世紀日本における企業別組合体制克服をめざす様々な「蠢動」を紹介しつつ総合的戦略の構築を訴える。

【目次】
第1章 「日本にはトレード・ユニオンがない」 ――問題の原点・「団結体としての(個人加盟、職業別・産業別を原則とする)労働者組合」
第2章「トレード・ユニオン」が「労働組合」になるまで
第3章 企業別組合は誰が、どのように創り出したのか ――日本版「トロイの木馬」(その1) 第二次世界大戦期まで
第4章 企業別組合は誰が、どのように創り出したのか ――日本版「トロイの木馬」(その 2) 第二次世界大戦直後の法制化と法認
第5章 米欧主要国の団結権と労働者組合 ――世界の常識と「企業別組合」
第6章 外国から見た日本の「労働組合」とその実体としての「企業別組合」
第7章 「企業別組合」をめぐる21世紀の闘い(1) ――今日の「企業別組合」論
第8章 「企業別組合」をめぐる21世紀の闘い(2)――新たな対応の開始
付録編 日本の「労働組合」運動に関する訳語・誤訳・不適訳問題
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