天空の甕
型番 ISBN:978-4-7807-1949-9 Cコード:0093 
販売価格

1,540円(税140円)

購入数

発売予定日:2019年11月08日
発行年月日:2019年11月22日
本体価格:1,400円
判型:四六判上製
ページ数:152頁
重量:230g

【著者略歴】
田中山五郎(タナカサンゴロウ):著
1931年2月東京生まれ
1949年都立農芸高校卒。
現在、農園経営。日本民主主義文学会会員

《主な著書》
『徳丸ヶ原異聞』1984年、青磁社
『千代、今ひとたびの』1999年、本の泉社
『五・一広場』2005年、本の泉社(日本図書館協会選定図書)
『大獄と闇の夜』2014年、本の泉社


村人は貧食から抜け出そうとしていろいろ試みた。標高1000メートルの山頂に、周囲4キロメートルのくぼ地がある。毎年、豪雪を溜めこむが、春から夏へ、太陽に暖められて雪解け水となり、谷に流れ込む。「野々海」と村人は呼んだが、いうならば自然の水ガメである。この水を田に引き込むことはできないか。
(「天空の甕」より抜粋)
他、2話(開墾地の春/婿養子)を収録


【目次】
天空の甕
開墾地の春
婿養子

この商品について問合わせるこの商品を友達に教える買い物を続ける