『労働総研クォータリー』118号
販売価格

2,640円(税240円)

購入数

■本号の特集では、新型コロナ感染症がもたらしている深刻な影響について、さまざまな労働の現場からの報告を掲載するとともに、現状の分析や打開策の提言等を行っている。
■いま、われわれの労働や生活は大きく変容し、新しい常態・常識(ニューノーマル)が生まれている。ただ、すべてが変わるのではなく、変えてはならないもの、守るべきものがある。労働者の権利であり、ナショナルミニマムの保障である。今回のコロナ禍により、改めてそれらの重要性を再認識させられた。労働運動にかけられる期待は大きい。
■特集以外では、コロナ禍を契機に経団連などが推進するテレワークや「ジョブ型」雇用の内実、全労連や連合の定期大会の動向、20年ぶりとなる連合の産別調査等の解説を掲載している。ご一読の上、是非感想をお寄せいただきたい。(S.N.)
<目次>
特集 新型コロナウイルス問題と労働現場
《巻頭論文》コロナ禍で求められる内部留保の活用 小栗 崇資
《総論》コロナ危機と資本主義──クライリンガー他著『コロナ・危機・資本』を読む 岩佐 卓也
《労働現場からの報告》
● 新型コロナ禍における医療現場の実態と今後求められるもの 森田  進
● 新型コロナウイルスに対する自治体労働者の現場 長坂 圭造
● コロナ禍での介護事業所の状況と今後の課題 林  泰則
● 保育労働現場からの報告と問題提起 小山 道雄
● コロナ禍で露呈した学童保育の実態の低さ──施策の改善を正面に据えて 田村 一志
● 賃金激減のなかで、タクシー労働者を守るたたかい 菊池 和彦
● 航空機客室乗務員の現状とポストコロナに向けて 西田  良
● 40人学級では子どもも教職員も守れない!──「学校再開後の教職員働き方実態調査」と教職員定数増・少人数学級にむけたとりくみ 吹上 勇人
● 新型コロナウイルス感染症に関わる労働行政の現場状況 酒井  崇
● コロナ禍における生協職場の実態 渡邉 一博
● フリーランス保護──コロナ禍での到達を「新しい当たり前」に 北  健一
● 東京土建一般労働組合の新型コロナウイルスへの対応策と運動の実践 北川 誠太郎
● 新型コロナ禍で明らかになる非正規労働問題と貧困 藤田 孝典
● 中小業者を取り巻く状況と対応 竹村 考史

新型コロナウイルス感染拡大の下での全労連の取り組み 秋山 正臣
新型コロナの被害広げた安倍「働き方改革」 昆  弘見

〈労働戦線NOW〉
テレワークと「ジョブ型」雇用の問題を突く 新自由主義転換や21春闘、菅政権
対決へ産別大会と政治変革、連合は20年ぶり産別調査 青山  悠
この商品について問合わせるこの商品を友達に教える買い物を続ける