理科教室 2021年1月号
型番 978-4-7807-1557-6
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1,000円(税91円)

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数百万年前のこと、人間の祖先の生活は樹上から草原へと変化し、二足歩行をするようになった。立ち上がった人間は、手が自由になって、親指と人差し指でものをつまんで観察することを覚え、好奇心が旺盛になり、知能が発達して、学習が成立するようなり、道具をつくり出した。人間は、一人ひとりは弱かったが、共同で獲物に立ち向かうことで、それを得、仲間全部で分かち合い、働いた成果と喜びをかみしめあった。
集団で自然に働きかけるために、言葉が発達し、技術も確実に仲間に伝えることができるようになり文化が生まれた。言葉の発達と道具づくりはますます頭脳のはたらきを豊かにし、自然に働きかける力を大きくし、生活を広げる原動力になっていった。言葉と道具、学び合う集団の力が、人間をより人間らしく発達させたのである。そのことを、現代の教育の中でこそ、大事するべきではないだろうか。
ところで、今月号の実践記録(中3)「力と運動」について、著者と同じサークルの方が「実践報告をどう読むか」を書いている。これは、実践の良さを見出しながら、読み手としてそれをどう生かし、発展させるかという提案になっている。
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