余韻嫋嫋(よいん じょうじょう) 自選随筆集成
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2,000円(税182円)

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余韻嫋嫋 自選随筆集成
嵐 圭史


長く劇団前進座の看板俳優を勤め、『子午線の祀り』をはじめとする数々の名舞台を演じてきた著者はエッセーの名手としても知られる。本書は、さまざまな場で発表したエッセーをもとに編んだ初めての自選随筆集。懐かしくも熱気に満ちた時代の手触りを感じさせる文章を選び出し(「一の章」〜「四の章」)、あわせて前進座を離座した後の新しい取り組みへの意欲を語る(「新の章」)。「裸一貫で新たな創造活動にのぞむ時だからこそ、かつての経験に思いを馳せることで、新たな色彩を帯びた糧としたい。そして「新の章」をさらに充実させていきたい」(「まえがき」より)。


嵐 圭史(あらし けいし) 屋号=豊島屋(てしまや)。1940年東京生まれ。1959年、俳優座演劇研究所附属俳優養成所を卒業、同年、劇団前進座に入座。「劇団第二世代」の中核の一人として、長く前進座の看板俳優を勤める。歌舞伎はもとより、他社出演を含めた歴史劇・現代劇まで、多彩で幅広い役々を演じ、総ステージ数は1万回を超える。主な受賞歴として、紀伊国屋演劇賞個人賞『子午線の祀り』平知盛役(1985年)、文化庁芸術祭賞『怒る富士』伊奈半左衛門役(1993年)、芸術選奨文部科学大臣賞『江戸城総攻』徳川慶喜役(2009年)など。その間に『平家物語』全巻朗読を達成(2001年)。2017年に前進座を離座、圭史企画を設立。
著書に『知盛逍遥』(のち改題『知盛の声が聞こえる』)『怒る富士が行く』『花の道草』『今朝の露に わたしの芝居旅』『私流 演技とは わが役者人生の歩みとともに』など。


目次
まえがき
一の章  旅 ―― 山のある風景
二の章  舞台春秋
三の章  私流 朗読作法
四の章  鎮魂賦
新の章  老後の初心
あとがきにかえて


判型  四六判上製 208頁
ISBN  978−4−7807−2226−0
定価  2000円(税込み)
刊行日 2022年11月19日
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