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書名:日本の科学者2023年4月号 Vol.58
編著者名:日本科学者会議
ISBN:978-4-7807-2077-8 C0336
定価:727円+税(税込み:800円)
サイズ:B5判並製・64頁
発行日:4/1
《紹介文》
本号の特集企画「科学を戦争の道具にさせないために」は,2022年8月に施行された経済安全保障推進法の枠組みの中で,さらに上記安保関連3文書の知的基盤管理強化の方針のもとで,日本の科学・技術研究が軍事研究に国策として誘導されていく危険がこれまでになく高まっている状況下で企画された.
(「特集まえがき 科学・技術を戦争の道具にさせないために」より)
《目次》
特集 科学を戦争の道具にさせないために
まえがき 小金澤鋼一 02
言葉の玉手箱 野村康秀,小金澤鋼一,前田定孝 03
国連における自律型兵器規制・禁止に関する論争の動向と現状 小金澤鋼一 04
デュアルユース技術の名前に隠れた軍事研究の危険性
──研究者を対象としたセキュリティクリアランス法推進の背景 河村 豊 10
資料:国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議報告(要約) 16
資料:軍事的安全保障研究に関する声明 18
軍学共同の新たな段階に立ち向かうために
──日本学術会議3声明に込められた思いに学ぶ 小寺隆幸 19
安保・経済行政を高等教育行政へと浸食させる諸装置 前田定孝 25
経済安全保障推進法による特許出願の非公開制度の導入と
研究開発現場の変質 野村康秀 31
日本の軍事力強化の方針とその危険性 小金澤鋼一 37
談話室
教育と研究にオープンソースソフトウェアを
藤巻晴行 42
クローズアップ
巨大物理学実験遂行のツールとしての民主主義
─LHC加速器ATLAS実験での経験から
坂本 宏 44
ひろば
福島原発事故現場の現状,
小児甲状腺がんの多発と甲状腺検査縮小方針
崎山比早子 50
構造的暴力としての気候危機 長野八久 57
本
安斎育郎 著
『戦争と科学者
─知的探求心と非人道性との葛藤』
小倉久和 60
〈読者の声〉 61
〈科学者つうしん〉 62
〈編集後記〉(河原林 裕) 64