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書名:日本の科学者2023年10月号 Vol.58
編著者名:日本科学者会議
ISBN:978-4-7807-2083-9 C0336
定価:727円+税(税込み:800円)
サイズ:B5判並製・56頁
発行日:2023年10/1
書影:添付
《紹介文》
COVID-19が一応の節目を迎えた今、ポストコロナの社会をどのように創っていくべきか、必要なことは、この3年余り(本書発行は2023年10月1日)に起きた出来事を客観的に分析することである。その上で、各学問分野からの提言を考えるべきである。本質的にみれば、COVID-19がもたらした医療のひっ迫や保健所・医療現場の過重労働などは、COVID-19流行以前から現場に全くゆとりがなかったからである。いわば、COVID-19によって、置き去りにされてきた問題が露呈したと見るべきである。
皮肉なことかもしれないが、ポストコロナ時代は社会と地域のあり方を根本的に考え直す良い機会なのかもしれない。(編集後記より)
目次
特集 ポストコロナの社会と地域を考える
まえがき 藤田安一 03
言葉の玉手箱 藤巻晴行 04
今こそ「国家の安全保障」から「人間の安全保障」への転換を 藤田安一 05
地域発展と自治体の役割 保母武彦 11
ポストコロナ時代の地域経済発展の展望−中国山地を事例として 多田憲一郎 16
新型コロナウイルス感染症危機後の
持続可能な都市コミュニティづくりを考える 阿部宏史 23
ポストコロナにおける地域農業 小林 一 30
ポストコロナの医療−社会システム転換と医療整備を 水戸部秀利 36
mRNAワクチンの有効性 水戸部秀利 41
談話室
ポリーヌに魅せられて−社会システム転換と医療整備を 小林 緑 42
レビュー
2022年大学設置基準批判的検討−教員配置基準を中心に 中嶋哲彦 44
ひろば
学術の国策化を狙う日本学術会議法「改正」問題の経緯 兵藤友博 51
経済同友会の提言にみる財界の葛藤と精力的な取り組み 野村康秀 53
〈科学つうしん〉 54
〈編集後記〉(唐澤克樹) 56