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10年間で145回、軽自動車で埼玉と福島を往復13万km。SNSとリアルで紡いだアマチュア写真家による現地からの報告。
「ふぐすま」という現地の言葉にはどこか温かみがあります。福島県浜通りは、首都圏へのエネルギー供給基地でした。そしてその役割を果たすことで経済的恩恵を受けてきました。しかし、東日本大震災による原発事故の後は、放射性物質の汚染地帯として、多くのメディアから「フクシマ」と呼ばれることになりました。また、最近の処理水放出報道でも汚染水タンクが林立する映像が繰り返し流されています。浜通りにもたくさんの人々が生活し、日々の営みを続けています。私は何度も現地に足を運び、懸命に生きる人々、復興に力を尽くす人たちの素顔を記録してきました。(著者:鈴木渉)
鈴木 渉(すずき わたる)=写真家。1952年埼玉県生まれ。ふるさとの宝ものプロジェクト代表。
埼玉県立狭山工業高校を卒業後、(株)安川電機に42年間勤務。仕事をつづけながら現代写真研究所にて報道写真を学ぶ。写真家・小松健一氏に師事。山村風土、民俗芸能、都会風景を通して本当の豊かさとは何かを問い続けてきた。2013年より福島県の取材を開始しSNSで発信を続けている。東京、大阪、埼玉、札幌、福島のほか全国で写真展多数開催。ユニセフマンスリーサポート20年。
目次
1. 海幸を呼ぶ/2. 海洋調査/3. さかなのば/4. 海岸線/5. 市川さん/6. 仮設住宅/
7. 桃の里/8. ふるさとの祭り/9. Nodyさん/10. 花よ咲け/11. 物語をつたえる/
12. 命の大切さ/13. 交流の場/14. 結の稲刈り/15. 子どもたち/16. 夜明け前
判型 B5判変形上製 112頁
ISBN 978−4−7807−2252−9
定価 2500円(税込み)
刊行日 2023年11月4日