時代遅れのノート 失われた40年をたどり見えてきたこと
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『時代遅れのノート 失われた40年をたどり見えてきたこと』

政治経済社会の変化への違和感が増していく現代。『何かと楽をしてよい時代」を送ったと言われる世代のひとりとして、「劣化した国の政治の有り様」や「国内外で次々と起こる悲惨な事件や暴力」について、「何でこうなったのか」を問いながら、時代を遡ってその答えを探ることを始めた。次の、さらにその先の世代を引きついでいくために。

著者:中村 彰利(ナカムラ アキトシ)
1951年三重県生まれ。1975年大学卒業。2011年に36年余りのサラリーマン生活に区切りをつける。その後、政治経済、社会の変化への違和感が増していくにあたって、「失われた40年」をたどり、記憶の拠りどころとしてのノートを作成すべく本書を執筆。

●目次
はじめに 3
第1章 子ども、若者と女性を襲う不条理
 第1節 子どもたちの危機 14
 第2節 若年世代と女性の苦痛 17
 第3節 ひとり親家庭 24
第2章 能力主義と比較の呪縛
 第1節 能力主義の台頭 32
 第2節 比較の呪縛 37
 第3節 平等社会の崩壊 45
第3章 昭和と一億総中流社会の解体
 第1節 生活から市場へ、労働者から消費者へ 56
 第2節 日米経済戦争 71
 第3節 国鉄解体と中曽根康弘の野望 90
 第4節 郵政民営化と民営化の欺瞞 113
第4章 空洞化と規制緩和、富の移転
 第1節 製造業の海外移転と雇用の解体 128
 第2節 日本型システムの崩壊 138
 第3節 家計から企業へ 所得の移転 147
 第4節 つくられる格差、富 159
 第5節 つくられる格差、税 173
第5章 新自由主義と右傾化
 第1節 教育の場で 188
 第2節 翼をひろげる右傾化、「チーム葛西」と「チーム安倍」 212
 第3節 右傾化、日本の水脈とカルチャー戦争 228
第6章 気候危機と戦争の時代
 第1節 「豊かさ」と「等しさ」の末に 240
 第2節 個人析出、私化と原子化 254
 第3節 闇路のなかから 268 

判型  四六判(並製) 276頁 
ISBN   978-4-7807-2258-1
定価  1870円(税込み)
刊行日 2024年2月26日
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