日中友好ブックレット4 「台湾有事」を起こさせないために
型番 ISBN 978-4-7807-2269-7
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700円(税64円)

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台湾有事を起こさないために我が国にできることを歴史的に解き明かす。


編者:日本中国友好協会(にほんちゅうごくゆうこうきょうかい)
中華人民共和国建国(1949年)の翌年の1950年10月1日、広範な各界の人々の呼びかけで創立されました。協会は「日本中国両国民間の相互の理解と友好を深め、平和五原則にもとづく両国関係の発展に寄与し、アジアと世界の平和に貢献すること」(協会規約第二条)を目的にしています。


執筆者紹介

井上久士(いのうえ ひさし)
 1950年生まれ。一橋大学大学院社会学研究博士課程単位取得。駿河台大学名誉教授、2019年より日本中国友好協会会長。専門は、中国現代史、なかでも抗日戦争時期の中国の政治と社会。著書・共著に『現代中国の歴史:両岸三地100年のあゆみ』東京大学出版会、『平頂山事件を考える』新日本出版社、『中国河北省における三光作戦』大月書店など。

岡田 充(おかだ たかし)
 1948年生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。共同通信社香港・モスクワ・台北の各支局長、編集委員、論説委員を経て、客員論説委員。桜美林大学非常勤講師、法政大学兼任講師を歴任。著書に『尖閣諸島問題―領土ナショナリズムの魔力』、『中国と台湾―対立と共存の両岸関係』、『米中新冷戦の落とし穴―抜け出せない思考トリック』など。本書原稿を提出後、出版を待たずにご逝去。

山本恒人(やまもと つねと)
 1943年生まれ(北京)、46年引き揚げ(大阪)。大阪外語大学中国語科卒業。神戸大学経済学研究科博士後期課程単位取得。経済学博士(神戸大学)。大阪経済大学名誉教授。著書・共著に『現代中国の労働経済1949-2000―「合理的低賃金制」から現代労働市場へ』創土社、『中国は社会主義か』かもがわ出版など。

上里賢一(うえざと けんいち)
 1944年生まれ(沖縄宮古島)。東北大学文学研究科博士課程中退。琉球大学名誉教授。著書に『琉球漢詩選』ひるぎ社、『校訂本 中山詩文集』九州大学出版会(第26回伊波普猷賞受賞)、『閩江のほとりで―琉球漢詩の原郷を行く』沖縄タイムス社、『久米村と漢詩』久米崇聖会、沖縄タイムス出版(文化特別賞受賞)など。

大西 広(おおにし ひろし)
 1956年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。経済学博士(京都大学)。京都大学、慶應義塾大学名誉教授。世界政治経済学会副会長、北東アジア学会元会長。編著書に『中国の少数民族問題と経済格差』、『中成長を模索する中国』、『マルクス経済学(第3版)』、『「人口ゼロ」の資本論』、『バブルと資本主義が日本を潰す』、『ウクライナ戦争と分断される世界』本の泉社、など。


目次

はじめに   3

第1章 近現代史から見た台湾と日本  井上久士  7

第2章 台湾問題の所在と論点を整理する
     ──「民意」と法的規範のせめぎ合い── 岡田 充  19

第3章 台湾問題を経済的視野からとらえる  山本恒人  31

第4章 東アジアの安定こそ、沖縄が平和に生きる道
     ──南西諸島の軍事要塞化に抗して──  上里賢一  41

第5章 侵略への深い反省の上に平和的解決の努力を求める  大西 広  53

年表  62

おわりに  64


判型  A5判(並製) 72頁 
ISBN   978-4-7807-2269-7
定価  700円(税込み)
刊行日 2024年11月2日
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