能島龍三　著
定価：1600円／冊
発行年月日：2008年3月20日発行
サイズ：四六判上製　256ページ

内容紹介
虎落笛（もがりぶえ）――
竹垣を吹き抜ける冬の烈風が鳴らす笛のような音。
そこに特効警察の笞音を聞く人がいた……。

戦後生まれの著者が、戦争の傷痕を身辺に見きわめつつ、現代を切り開く道筋を照らし出そうとした短篇小説集

著者紹介
能島龍三（のじま　りゅうぞう）

１９４９年群馬県前橋市生まれ。日本民主主義文学会会員。
著書に『風邪の地平』（本の泉社）、『分水嶺』（光陽出版社）など。