生きぬいた子どもたち−あの日、「対馬丸」に乗っていた私たちは−
型番 ISBN 4-88023-943-7
定価 1,047円(税95円)
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1,047円(税95円)

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石川久美子 文 辻ノリコ 絵
定価:1000円/冊
発行年月日:2006年4月10日発行
サイズ:変形 54ページ

内容紹介
忘れられぬ
海鳴りは
死んだ子どもたちの叫び

生きぬいた子どもたち

丸木政臣

一九四四年という年は、太平洋戦争の末期で、本土決戦の前哨戦として沖縄決戦が準備されていたときです。日本軍を十万人以上も沖縄に迎えようとしていたので、沖縄の学童や老人をその分だけ日本本土や台湾に疎開させようとしていました。八月二十二日、九州をめざして那覇を出発した対馬丸には、疎開学童八二六人と一般疎開者八三五人が乗っていました。

しかし、鹿児島近海の悪石島近くでアメリカの潜水艦に魚雷攻撃を受けて沈没してしまったのです。助かった学童はわずか五九人だったそうです。対馬丸のことにふれた文は少なくないのですが、本書のように『生きぬいた子どもたち」にふれたものは稀だと思われます。

著者紹介
石川久美子(いしかわ・くみこ)…この本の文をかいた人

1933年、東京に生まれる。44年8月、国民学校五年生の時に静岡県土肥町へ学童疎開。翌年、青森県弘前市に再疎開し、敗戦を迎える。56年大学卒業後、84年まで小学校教員を務める。

学童疎開体験を綴った『はらぺこものがたり』を月刊誌『がくゆう』の懸賞募集に応募し、入賞。同誌に連載ののち、麦の芽出版より刊行される。

『おばあちゃんのパジャマはピンク色』が『児童文学』に推薦され、同誌に掲載される。『みいちゃんと、いっしょ』がラジオ番組(カネボウミセス童話)にて放送される。

『アキちゃん、ふたり』を99年光陽出版社より刊行。2003年には『フサちゃんの教科書』を本の泉社より刊行。歌を歌うこと、泳ぐことが大好き。

辻ノリコ(つじ・のりこ)…この本の絵をかいた人

イラストレーター。埼玉県朝霞市在住。

育児や子どもに関する書籍のイラストを多く手がける。

『おばあちゃんのお料理知恵袋』(メイツ出版)、『童謡詩集 きせきだよ』(本の泉社)などの挿絵を担当。

一児の母であり、イラスト制作の傍ら地域の育児支援活動にもたずさわっている。

趣味はクラシックバレエ、ストレス解消法は家族と話すこと。


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