人を殺して死ねよとは  元兵士たちが語りつぐ 軍隊・戦争の真実
型番 ISBN978-4-7807-0787-8 C0036 ¥1429E
定価 1,572円(税143円)
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紹介
戦友(とも)よ
生きているうちに語ろう。
語らずに死ぬのは止めよう。
語ってから死のう。

【戦場体験を語り継ぐこと】
 戦場体験を語り継ぐこと、それは加害と被害の戦争の真実を伝え遺すことです。そして戦場体験は、非体験者に戦場のリアルな現実に対する想像力を喚起します。体験者にしかわからない時代の雰囲気や空気のようなものを非体験者に伝えます。――巻頭言より

「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」 憲法前文より

目次
なぜ戦場体験を語り継がなければならないか 猪熊得郎
いまこそ懺悔する悪鬼の所業
 ――中国北部に転戦して―― 安藤晧美
軍隊・敗戦・シベリア抑留
 ――個人体験を社会的経験に―― 大江康治郎
第二次大戦末、争奪の島「硫黄島」戦記
 ――私には「戦後」はまだ訪れていない――
  大曲 覚
今伝えたいこと 菊地定則
戦争は恐ろしい――私の八月十五日―― 北原修造
私の軍隊・戦争体験と――いま思うこと 木村正夫
回天隊員募集の実状 神津直次
虚構の死生観 古賀保夫
地獄の戦線から生還して 小島清文
若者が南の空に消えていった 呉東武彦
最大の戦争被害者は女性と子供 小林 仁
侵略の先兵、棄てられた兵士、そして天皇制
 ――元兵士が語る戦争責任―― 近藤 一
私の戦争体験
 ――長門・雪風・伊号四百潜―― 斉藤一好
十五年戦争と私 坂入浩一
「みな殺す必要あり」と言われて 汐崎淑子
天皇に殉じた一人の青年 鈴木智博
陸士、陸幼の神がかり教育 田中時久
鎮魂かつ懺悔の記録
 ――戦争の恐ろしさを綴った『痛恨のルソン』から――
  長井 清
対戦車肉攻の寸前――私の八月十五日―― 埜口幸次郎
楓の樹のブランコ 宮前鎮男
戦争が生んだ悪魔 本原政雄
サイパン島(詩) 山内武夫
少年兵の無念 猪熊得郎

著者プロフィール
不戦兵士・市民の会(フセンヘイシシミンノカイ)
監・著 不戦兵士・市民の会 代表理事 猪熊 得郎

【不戦兵士・市民の会】
憲法九条遵守および反戦・平和をテーマに、元兵士たちが中心メンバーとなって1988年に発足。
アジア太平洋戦争の真実を語り伝える「語り部」活動、機関誌『不戦』の発行等の活動を行っています。
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