市川恵子 著
定価：1200円（税込）
四六判・192ページ
ISBN978-4-7807-0788-5
C0095　\1143E
目次
止まった時間
おにぎりとカップラーメン
なくなっていったもの　なくしてはいけないもの
原子力発電所のそばに暮らす人たち
放射能とともに生きる世界に
フクシマからの証言
かわいそうな避難者と呼ばれて
かえるかわうち
すべてのこどもたちへ
〈特別寄稿〉
福島のお母さんへ
安斎育郎（立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長）
──「放射能を浴びないに越したことはない」が基本です

いつか帰る日のために
今日を生きていこう
　川内村村長　遠藤雄幸
フクシマから　あなたへ
汚染されてしまった空と
大地と海と
ともに明日を生きていく
すべての人たちへ
届けたい言葉があります

　原発事故はまだ終わっていません。
　終わらない限り、福島の未来もありません。
　どうか私たちのことを忘れないでください。
　私たちはいつかきっと、ふるさとに帰ります。
　自分たちの大切なふるさとを甦らせてみせますから。
──「あとがき」より