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ISBN978-4-7807-0694-9 C0336 ¥571E |
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628円(税57円) |
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628円(税57円)
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〈目次〉
はじめに
第一章 TPPとはどのようにしてできた協定なのか
アジア通貨危機をきっかけに
米国抜きの東アジアの経済統合への楔
第二章 米国はなぜTPP交渉参加に積極的なのか
1 ブッシュ政権の経済戦略とその破たん
ドーハ開発アジェンダへの期待
金融自由化を射程に
アメリカ自由貿易地域形成の失敗
コラム【米国との自由貿易協定締結国では】
2 オバマ政権の登場と米国抜きの東アジア共同体への危惧
TPPに慎重だったオバマ
東アジア共同体への危機感
コラム【アメリカの鳩山政権崩しと日米安保
3 米国の環太平洋戦略に追随する民主党政権
米国環太平洋戦略と日本
TPP参加めざす民主党政権
第三章 新たなTPPは、どんな協定になるのか
1 TPP協議の現局面
秘密交渉ですすめられるTPP協議
2 TPPで国民生活はどう変わるのか
日本農業は壊滅的打撃
サービス貿易の自由化とは
「ゆうちょ」「かんぽ」に続いて「共済」も標的に
公共工事も国際入札の対象に
薬価制度の自由化
大きく脅かされる食の安全
ISDS条項の危険
第四章 TPPで労働と雇用の条件は良くなるのか
1 米国経済の起死回生策としてのTPP
米国の内需拡大に便乗できるのか
なぜ米国はTPP締結を急ぐのか
オバマの輸出倍増計画
環太平洋地域への大きな期待
2 新自由主義的「構造改革」路線とTPP
TPPと労働者生活、日本経済
深刻なデフレと新自由主義的「構造改革」
米国の対日要求と金融自由化
日本版金融ビッグバンと米国金融機関の参入
大企業の利益第一の小泉構造改革の登場
3 TPP推進と日本の財界の要求
デフレは容認できない
金融政策でデフレ脱却はできない
財界の肝入りでTPP推進
「新成長戦略」と国内雇用の破壊
国民の血税で海外進出
まとめにかえて――TPPはなぜ「第三の構造改革」なのか
労働者・労働組合にとってのTPP
日本の医療が狙われている
危惧される混合診療
TPP参加ではなく、国民経済の秩序重視のシステムづくりを