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ISBN978-4-7807-0670-3 C0036 ¥800 |
定価 |
880円(税80円) |
販売価格 |
880円(税80円)
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A5判 176ページ
〈目次〉
第一部 応募作品より
第二部 寄稿
第三部 集い『原爆の子』をうけついで
〈前書きなど〉
昨年、『原爆の子』発刊六〇周年、編者長田新先生の没後五〇年に当たり、同先生の在広の教え子が各界の方々のご参加を頂き、『原爆の子』をうけつぐ会を結成いたしました。
六月五日には、広島市、広島市教育委員会、広島平和文化センターの後援を頂き、「『原爆の子』をうけついで」という小・中・高・大学生・市民多数参加の感動的な集いを行うことができました。
その際、『原爆の子』や「平和」についての文章を公募いたしましたところ、五〇〇を超える応募があり、選考の後四三編を編集、自費出版し、ご好評を頂きました。
この度、前回応募のなかった学生・青年の方々への追加募集を行い、選考の後、既刊のものに加えて再編集し、新版を「本の泉社」より出版することに致しました。
私は、いま一度、私たちの活動の原点に立ち返ってみたいと思います。それは、『原爆の子』の「序」に述べられている長田新先生の次の言葉です。
私は一人の教育学者として、このあまりにも悲劇的な体験をもっている少年・少女たち、まだ特定のイデオロギーや宗教的世界観や政治思想などによって染められていない、無垢な少年・少女たちの手記を集めて、今日世界の教育にとって最も重要な課題の一つである「平和のための教育」研究の資料として、これを整理し、かつ人類文化史上における不朽の記念碑(ドキュメント)として、これを永久に遺したいと思い立った。
『原爆の子』や、本書の小・中・高・大学生・青年・市民の方々の思いや願いをぜひ多くの方々にお読みいただくことを心からお願い申上げる次第です。
(「はじめに 『原爆の子』をうけつぐ会会長 宇野 豪(修道大学名誉教授)」より)