ブラック企業と就活・働く権利―青年に希望を悪質企業見分ける確かな眼―
型番 ISBN978-4-7807-0915-5 C0336 \571E
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労働総研ブックレットNo.7
2012年12月1日 初版第1刷
生熊茂実・鹿田勝一 著
定価:本体571円 +税
A5判上並製本72ページ
contents
はじめに  5
第一章 就活とブラック企業の深刻さ   7
  1  深刻化する就活問題の打開へ   8
   (1)「ニート」大卒三万人超 三六%は安定雇用に就けず 8
   (2)キャリア支援の実態と課題、専門教育に弊害も 10
   (3)深刻化する就活問題とブラック企業との裏表 11  
   (4)打開へ教職員組合が政策転換など提言 13
  2 ニッポン全国ブラック企業化    16
   (1)有名名門企業がブラック企業に 16
   (2)「誰か助けて下さい」 入社二カ月で過労自殺 19
   (3)辞めていく青年労働者、「偽装される解雇」 20
   (4)正規職員へ「予選」競争研修会 23
   (5)ハローワークでは「正社員募集」だか…「使い捨て」 24
   (6)組合結成して差別、雇い止めとたたかう 25
   (7)嫌がらせの刑事告訴、不当な団体交渉拒否を断罪 26
   (8)ここまできた「ブラック企業」のさまざま 27
   (9)失業しても「ブラック企業」抜けられず 雇用・失業保障は緊急課題 30
   (10)「おかしいぞ東京地裁」 裁判所もブラック化 31
   (11)国、自治体もブラック化 32
   (12)ブラック企業に立ち向かい、社会的規制の運動前進も 35

第二章 なぜ、ブラック企業が驚くほど増えたのか──その背景、原因   37
  1 「ブラック企業」のいくつかのパターン   38
   (1)正当な理由がないのに、解雇、退職強要など、雇用を一方的に打ち切る 38
   (2)賃金や残業代をまともに支払わない 40
   (3)仕事を教えない、労働者を育てることをしない 42
   (4)人間として扱わない非道性 43
  2 ブラック企業の広がり、恒常化する要因    45
   (1)労働力の需給状況の変化、「就職氷河期」 46
   (2)経済構造の変化のなかで、労働政策、雇用政策が大きく変化 48
   (3)短期に利益を上げるアメリカ型の経営、「成果主義」=自己責任を押しつける経営方式 52
   (4)「代わりはいくらでもいる」——使い捨てが当たり前と考える経営者 53
   (5)若者、労働者側の意識が、抵抗できない状況に追い込まれる 54
   (6)労働組合運動の地盤低下が「ブラック企業」を広げてしまった 55

第三章 ブラック企業に立ち向かう「三つの対処法」   57
  第一の対処法──「ブラック企業」を見分ける    58
  第二の対処法──退職強要や違法な働かせ方を是正する労働組合の力    60
   (1)「ブラック企業」を正して雇用と職場をまもる 60
   (2)日本IBMなどでの退職強要とのたたかい 61
  第三の対処法──「ブラック企業」に対抗する準備と心がまえ    64
   (1)「おかしい」と思ったことを放置しない 64
   (2)少しの勇気をもって、労働組合に相談を 65
   (3)行政機関や弁護士への相談 67
   (4)安心して働き続けられる職場に 68

むすびに   69

〔コラム〕 ニート・非正規と若年自殺率の相互関係 13╱ヨーロッパの就活事情と日本 15
     解雇隠しの『自己都合退職』 21╱ブラック企業のルーツと定義 44╱ブラック企業労使への警告語録 63
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