アベノ改憲の真実 ―平和と人権、暮らしを襲う濁流 労働総研ブックレットNo.9
型番 ISBN978-4-7807-0917-9 C0336 ¥800
定価 880円(税80円)
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坂本 修:著
A5判ブックレット 104ページ
定価:800円+税
ISBN978-4-7807-0917-9 C0336
2013/10発行

《目次》
はじめに――あなたへの手紙として 2
第一章 迫る〝壊憲〟濁流――その陣立てと戦略をどうみるか 7
1 総選挙後、安倍政権下の明文改憲策動 8
2 参院選挙後の改憲基本戦略――同時進行の複合作戦 11
(1)「異次元」の解釈改憲・立法改憲の強行 12
(2)明文改憲策動の同時進行――〝詐術〟も〝変化球〟も選択肢 16
(3)正念場を迎えている 〝せめぎ合い〟 18
第二章 「改憲草案」の〝壊憲〟の原理――憲法三原則抹殺と立憲主義の否定 19
1 改正には限界がある――憲法の基本的原理は変えられない 20
2 変えられない三原則――国民主権主義、恒久平和主義、基本的人権の尊重 21
3 憲法三原則を否定する「改憲草案」――前文と総則規定の〝壊憲〟 23
(1)国民主権の「劣化」――天皇の格上げと国民の格下げ 25
(2)恒久平和主義の全面否定――愛国心と国防の責務を盛り込む 29
(3)「基本的人権」は目の敵――人権を奪い、国民を縛る憲法に変身させる 31
4 立憲主義の否定――「国民を縛る憲法」に変質させる 34
(1)日本国憲法は立憲主義を柱としている 36
(2)「改憲草案」は立憲主義を解体・破壊する 38
第三章 「改憲草案」の第一の顔――「戦争をする国」 42
1 解釈改憲・立法改憲の限界 42
2 憲法九条二項削除と自衛権の明記――集団的自衛権「解禁」 44
3 侵略戦争を任務とする国防軍 46
4 国防軍の機密保護で言論の自由を奪う 47
5 銃口と監視の目は国民に向けられる 48
6 「緊急事態」での強権支配――政令と「指示」による人権制限・剥奪 50
7 軍法会議――軍人による裁判、死刑脅迫での出動強制 52
8 新しい「英霊」を祀るための二〇条三項ただし書き――靖国公式参拝の解禁 54
9 徴兵制も現実の選択肢に 55
10 「戦争をする国」はすべての国民の自由と人権を奪う 57
第四章 「改憲草案」の第二の顔――「弱肉強食の国」 61
1 欠乏から免れる権利を抹消 61
2 生存権空洞化をねらう三つの〝隠し毒〟 63
3 人間らしく働く権利の破壊は立法改憲でやりつくす 69
4 公務員の労働三権を奪う 72
第五章 「改憲草案」の第三の顔――自由と人権のない強権支配の国 75
1 言論・表現・結社の自由を破壊 75
2 拷問も選択肢にある 80
3 政党規制――「国定政党」化ねらう 81
4 首相と内閣の支配力強化――議会の「劣化」 83
5 裁判所の「劣化」――「人権の番人」が消える 85
第六章 勝利の課題と展望をどうみるか――私たちは勝利できる 87
1 改憲策動には大きな弱点がある 87
2 戦略的優位――憲法の大義の力 90
3 到達点からさらに前へ進む――広範な世論をおこす共同の運動を 94
4 「憲法の生きる日本」を要求にして立ち向かう 100
5 勝利は可能――私たちできめよう 103

《前書きなど》
いま、その憲法はかつてない危機にさらされています。憲法を根底から破壊し、国が国民を縛る憲法をつくり、この国を「戦争をする国」「人間らしく生きられない国」「自由と人権のない強権支配の国」にする「国家改造」の策動を許すのか。それとも憲法を守り、憲法を生かし、みんなが平和に、個人としての誇りをもって、人間らしく働き、生きる新しい日本にするのか。私たち一人ひとりの人生を左右し、文字どおり歴史の岐路を分かつ〝せめぎ合い〟が目の前に展開されているのです。

小著は自民党の「改憲草案」を〝素材〟にして、改憲策動の正体を動かすことのできない事実を〝証拠〟として、解明することに力点をおいています。さまざまな「正体隠し」の言葉で「衣」をかぶせているが、「改憲草案」は改憲勢力の本音を語っています。「衣」をはいで正体を明らかにすることは、いままでの枠を越えて、改憲反対の声を広げ、多様な共同をつくりあげていくうえで、不可欠で、もっとも有効なカギだと確信するからです。
(「はじめに―あなたへの手紙として」より抜粋)


《著者プロフィール》
坂本 修(サカモト オサム)
 1932年秋田県能代市生まれ。1959年弁護士となる。メーデー事件、三井三池
争議、日立製作所思想差別解雇事件、芝信用金庫女性昇格差別事件、NTT11万
人リストラ「合理化」配転事件など多数の事件を担当。2003 年〜 2006 年まで
自由法曹団団長。憲法問題での講演活動で全国を行脚。
主な著書

『小選挙区制・政党法のすべて』(共著、イクオリティ・みずち出版、1991年)
『格闘としての裁判』(共著、大月書店、1996年)
『暴走するリストラと労働のルール』(新日本出版社、2002年)
『憲法 その真実 光をどこにみるか』(学習の友社、2006年)

表紙写真はPANA
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