文学の授業1 改訂版 スーホの白い馬 教材分析と全発問
型番 ISBN978-4-7807-1110-3 C3037 ¥1500
定価 1,650円(税150円)
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山口 憲明:著
B5判 184ページ 並製
定価:1,500円+税
ISBN978-4-7807-1110-3 C3037


◦目 次◦
まえがき 05
教材「スーホの白い馬」について 06
概要 06 
この物語の場面設定をとらえる 07 
仕掛をとらえる 08
スーホと白馬の出会い・生活―物語の序章をしっかりと読む 10
スーホにとっての白馬、殿様にとっての白馬 11
馬頭琴―スーホと白馬の絆・愛の象徴 12
スーホは、モンゴルの草原に生きる典型の人物である 14
単元計画(一七時間) 15 
各一時間の流し方 15
授業を始めるにあたって 17

第一次 題名読み・前書きの読み(一時間) 18
❶ 題名読み・書き出しの読み(モンゴルとは・馬頭琴はどうしてできたのか) 18
第二次 スーホと白馬の出会い・生活(四時間) 27
❷ スーホとは(スーホの紹介) 27
❸ スーホと白馬の出会い 35
❹ 心をこめて、白馬を世話するスーホ 43
❺ おおかみからひつじを守る白馬(スーホと白馬のきずな) 50

第三次 競馬に参加し、白馬をとりあげられるスーホ(五時間) 59
❻ 白馬にまたがり、競馬の大会にむかうスーホ 59
❼ スーホののった白馬が一等になる 68
❽ 銀貨三枚で白馬をとりあげようとする殿様 77
❾ 言いかえすスーホ、力づくで白馬をとりあげる殿様 87
❿ 白馬のことが忘れられないスーホ 98

第四次 スーホの所に逃げかえる白馬(四時間) 107
⓫ 白馬を見せびらかそうとする殿様 107
⓬ 殿様の所から逃げる白馬 116
⓭ ひどいきずをうけながらも、スーホの所に帰ってきた白馬 128
⓮ 白馬の死 140

第五次 馬頭琴が作られる(二時間) 151
⓯ 白馬から馬頭琴を作るスーホ 151
⓰ モンゴルじゅうに馬頭琴が広まる 161

第六次 感想文を書く(一時間) 172

前書きなど
私たち多くの教師は、一語の意味、一文の組み立てと意味、文章全体の構成を読み理解する活動を通して、作品の主題、人間の真実に迫ろうとしてきました。この実践はこれらの経験・成果を大切にし、言葉・文・文章・表現にこだわった「読み」をねらいとしたものです。作品を段落に分けて、ていねいに読みを重ね、豊かな文学体験をくり返し、そこに表現された真実を追求しようとしたものです。

この「スーホの白い馬」は、貧しいひつじかいの少年スーホと白馬の絆の物語です。
切っても切っても断ち切られることのない強く深い絆の物語です。事件の展開がはやく、場面から場面への仕掛も効いて、子どもたちを強くひきつけてやみません。一つひとつのことば、文、表現をていねいにおさえ、登場人物スーホと白馬の様子や気持ちを豊かに想像していきます。スーホや白馬といっしょになって、喜んだり、怒ったり、泣いたりします。
二年生にとって、とても良い作品です。さあ、子どもたちとこの切なく悲しい、そして美しい愛の世界を深く豊かに体験していってください。
(「まえがき」より) 

〈著者プロフィール〉
山口 憲明(ヤマグチ ノリアキ)
早稲田大学政治経済学部卒
元相模原市立小学校教諭
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