山スキールートガイド105
型番 ISBN978-4-7807-1131-8 C0075 ¥2300
定価 2,530円(税230円)
販売価格

2,530円(税230円)

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2013年11月末発売
2017年6月:2刷

酒井 正裕:著
A5判 272ページ 並製
定価:2,300円+税
ISBN978-4-7807-1131-8 C0075

〈紹介〉
著者による詳細な山行記録がベースで、読んでいて楽しく引き込まれる。一地方の山スキールートの解説書でありながら、コラムの中で山スキーヤーが知っていて欲しい雪崩に関する知見を著者の実体験を通して理解しやすく説明している点が注目される。
――富山大学名誉教授・川田邦夫

【帯訂正】帯文1行目:呼んで→読んで
【本文訂正】
p101 山行データの「日時・天候」:2004年(誤)→2006年(正)
p209の文章に誤りがございました。深くお詫びいたします。
※初刷時の誤りになります。2刷時に修正いたしました。
二刷時のp.209-210の一部の文字(「平湯トンネル」→「安房トンネル」)を訂正。
下記のHPから修正後の頁をJPEG画像で見ることができます。
HP:http://honnoizumi.co.jp/single/1252/


〈目次〉
はじめに  3
本書の利用に当たって  4

1 富山県の中級山岳 7
(1)白鳥山北西尾根 9
(2)白鳥山北斜面 11
(3)初雪山北尾根 12
(4)黒菱山東尾根 14
(5)黒菱山北西尾根 16
(6)鋲 ヶ 岳 18
(7)大熊山大熊谷 19
(8)大辻山西尾根 20
(9)小又川白口谷 22
(10)大 品 山 24
(11)牛 岳 26
(12)高 峰 27
(13)野積川源流 28
(14)白 木 峰 30
(15)金剛堂山 32
(16)金剛堂山龍口谷支流 34
(17)大 寺 山 35
(18)人形山田向尾根 36
(19)猿 ヶ 山 38

2 僧ヶ岳・毛勝山・剱岳
  周辺 41
(1)僧ヶ岳北又谷支流 43
(2)駒ヶ岳笠谷 45
(3)サンナビキ谷 46
(4)毛勝山東又谷 49
(5)毛勝山阿部木谷 51
(6)猫又山猫又谷 53
(7)剱岳一周大窓越え 55
(8)剱岳一周三ノ窓越え 59
(9)剱岳一周小窓越え 64
(10)立 山 川 67

3 立山・大日岳周辺 71
(1)大日岳からコット谷 73
(2)大日岳から大日平 75
(3)大日岳大日山谷右俣 77
(4)称名川本流 79
(5)奥大日岳カスミ谷左俣 82
(6)立山三山から雷鳥沢 84
(7)タンボ平 85
(8)立山御前谷 87
(9)立山御山谷 89
(10)雄山から御山谷 90
(11)松 尾 谷 91
(12)立山カルデラ上部周遊 94
(13)立山カルデラ一周 96
(14)薬師岳スゴ一ノ谷右俣 100
(15)薬師岳鳶谷 105

4 矢代・妙高・火打山
  周辺 109
(1)青田南葉山 111
(2)籠町南葉山 112
(3)重倉山南東斜面 114
(4)重倉山北尾根 115
(5)大毛無山から神葉沢、
   流浜谷 117
(6)粟 立 山 119
(7)大毛無山北西尾根 121
(8)容雅山北桑沢 123
(9)濁俣川左俣 125
(10)濁俣川右俣 127
(11)乙 見 尾 根 129
(12)火打山から澄川 132
(13)影火打から焼山北面台地 135
(14)昼闇山一ノ倉川 137
(15)昼闇山から焼山北面台地 139
(16)黒姫山東尾根 141
(17)乙妻山・佐渡山 143

5 海谷・放山・姫川周辺 145
(1)鉾ケ岳湯沢川 148
(2)放山東斜面 150
(3)放山北尾根 152
(4)笹倉温泉から放山、
   空沢山 153
(5)丸 倉 谷 155
(6)新 田 山 157
(7)前烏帽子岳 158
(8)吉 尾 平 160
(9)烏帽子岳北尾根 162
(10)不動川本谷 164
(11)海川西俣右沢 167
(12)天狗原山・大倉沢 169
(13)大渚山南斜面 172
(14)大渚山から大網へ 173
(15)小谷温泉から大渚山 175
(16)青海黒姫山 177
(17)明 星 山 179

6 後立山連峰北部 183
(1)風吹から北野 185
(2)栂池から横前倉山 187
(3)風吹から木地屋 189
(4)蓮華温泉から朝日岳 190
(5)白馬北延主脈 193
(6)金 山 沢 198
(7)白馬岳大雪渓 200
(8)杓子岳杓子沢 202
(9)針ノ木岳大雪渓 203
(10)蓮華岳大沢 205

7 飛 騨 北 部 207
(1)焼岳南尾根 209
(2)北ノ俣岳 211
(3)高 山 213
(4)猪 臥 山 215
(5)猿ケ馬場山 216

8 白山および白山北方
  主脈周辺 219
(1)大門山不動滝谷 221
(2)白谷右俣 224
(3)三方崩山大ノマ谷 226
(4)がおろピーク 228
(5)オメナシ谷 229
(6)白山砂防新道 231
(7)赤谷右俣 233
(8)別山大平壁 234
(9)別山谷左俣 237

9 福井県北部の山岳 239

10 東京近郊の山々 241
(1)富士山・二ツ塚 242
(2)浅間山東斜面 245
(3)平標山・西ゼン 249

おわりに 260

●コラム
・立山とスキーの歴史
 ―初代平蔵がスキーを導入― 40
・山スキーの道具(1)
 ―シール― 69
・山スキーの道具(2)
 ―スキーとビーコン、レジ袋、
  ペットボトルと細引き― 70
・インターネットと笠ヶ岳穴毛谷
 ―時には危険なネットの
  情報― 107
・18度則と権現岳の雪崩
 ―雪崩は予期せぬところまで
  やってくる― 108
・正しいビーコンチェックとは
 ―あなたのチェックは
  大丈夫?― 181
・災害と地名
 ―日本五大崩壊
  『崩壊地名』より― 206
・山スキーを安全に楽しむには
 ―注意したい滑落、雪崩、
  天候― 218
・富山平野からの山岳展望
 ―立山と白山の両方を
  見ることができる― 238

●【登山者のための雪崩学】
【登山者のための雪崩学1】
 ―雪崩について学ぶ
  必要性とは― 252
【登山者のための雪崩学2】
 ―斜面の力学的バランスを
  考えよう― 253
【登山者のための雪崩学3】
 ―積雪についての分かりやすい
  考え方は― 254
【登山者のための雪崩学4】
 ―実践しよう弱層テスト― 255
【登山者のための雪崩学5】
 ―コンパニオンレスキューの
  できる体制を作ろう― 256
【登山者のための雪崩学6】
 ―避けたいレスキュー・
  デス― 257


〈前書きなど〉
 私の山行は、難易を問わず新規ルートの開拓が主眼であったことから、拙書に掲載したルートは一般的なルートガイドという性格を持つ一方、純粋な記録としての性格も持ち合わせるものである。
 読者の皆様には、拙書を通じて山スキーの面白さ、奥深さを知り、安全な山行を実施していただくことを願うものである。(「はじめに」より抜粋)


グラビア8頁+本文264頁=計272頁
【編集部から皆様へ】
 本書は『山スキールートガイド99』の改訂版です。
 タイトルを変更いたしましたのは、掲載ルート数を「99」から「105」としたためです。
 また、旧版のルート図も若干の修正を加え、改訂いたしました。


〈著者プロフィール〉
酒井 正裕(サカイ マサヒロ)
 1957年、富山県富山市に生まれ、16歳から登山を始める。
 山スキーは1978年3月の高峰山(富山県)が最初。
 海谷、妙高、北アルプス北部の山域を中心に山スキーの山行を重ねる。
 主な山スキーの記録としては、阿弥陀山不動川本谷(海谷)、濁俣川左俣中間ルンゼ(妙高)、別山大平壁(白山)、立山カルデラ一周がある。
 また、1996年3月に妙高で雪崩遭難を経験。それ以後、雪崩について学ぶ。
 2001年、日本勤労者山岳連盟 雪崩講師資格取得。
 2011〜2013年、日本勤労者山岳連盟「雪崩事故を防ぐための講習テキスト」編集に参画。
 現在、中央登山学校雪崩講習会 講師
 めっこ山岳会OB会員
 東京都町田市在住

 著書:『山スキールートガイド99』(本の泉社 2006/11)
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