私の東大クイズ(4) 広辞苑を関連性で読み解く170問
型番 ISBN978-4-7807-1144-8 C9201 ¥800
定価 880円(税80円)
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鐘 非:著
新書 102ページ ブックレット
定価:800円+税
ISBN978-4-7807-1144-8 C9201

 本書を執筆する際に、「関連性」という新しいキーワードが浮かび上がった。広辞苑を読みながら問題作成に取り組むと決めていたから、前後のクイズと何らかの関連がある。その絶えず変化し続ける関連が示唆する諸ルールに従い、すべてのクイズを1つ相互に関連し合うものに仕立て上げたのが、本書の最大の特徴である。本を手にとってどこから読みはじめても、発想の大本はつながっている。記憶の楽しさは関連性のおかげだと言ってもいい。
 広辞苑を読んで些細な関連性を見つけ出してはクイズを考え続けるというスタンスで本書を執筆するとき、広辞苑流解釈の絶妙さに改めて驚かされていると同時に、「この解釈も付けていただきたい、その表現はちょっと言い過ぎ」と感じたこともある。素人くさいとは思うが、一部のクイズで自分の修正意見や提案などを率直に述べた。広辞苑を読みはじめた当初、経済学や数理統計学を同時進行で勉強していたことも関係していた。
 このクイズ集には170問しか収録されていない。25年間におよぶ「広辞苑の旅」での経験を全部クイズにしたら、少なく見積もっても3万問はくだらないだろう。前述で触れたように、特に印象に残ったものを無秩序に並べるのではなく、「自然さ」を保ちつつ、前後の問題の関連性を頼れば一気に読めるスタイルに仕上げた。いくつかの問題文の冒頭にいささか強引な記述もあるが、前後の問題をつなぐのに必要最小限なものに抑えた。
 本書が筆者と同様に広辞苑のとりこになり、複眼的思考な考え方や雑学力を身につけたい方々に読んでいただければ嬉しく思う。広辞苑に対する筆者の修正意見が採用されれば大変嬉しい。なお、このクイズ本には、問題文、ヒント、答え&理由しか書かれていない。読者がクイズの行間まで読んでくださり、意外な新発見があれば筆者にとって望外の喜びである。
(「はじめに」より抜粋)

【著者プロフィール】
鐘 非(ショウ ヒ)
現在 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授
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