いまなお原爆と向き合って ー原爆を落とせし国でー
型番 ISBN978-4-7807-1238-4 C0036 定価:1,400円+税
定価 1,540円(税140円)
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大竹 幾久子:著
四六判 216ページ 並製
定価:1,400円+税
ISBN978-4-7807-1238-4 C0036
2015/8/6発行


「どの人も この人も 見たこともない形相で
まあ これは 人間じゃろうか 思うたね
地獄絵よりもひどかった」

母が語る壮絶なヒロシマの原爆体験

それを書き取ったのは なんと 今では
『原爆を落とせし国』アメリカの市民になった 娘

世界の人々が 原爆の残虐さを知ることこそが
核の抑止力になると
母が語り 娘が書き取ってできた この本

核兵器の廃絶を願って!


《目次》
はじめに 14
一章 『母の証言』 19
■原爆投下直後のこと
「思い出しとうない。何も言いとうない」 20
■原爆投下直後のこと
「地獄絵より酷い。ああ もう 続けられん」 23
■原爆の次の日
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」 44
■原爆のまた次の日
白骨になっていた 彌太郎伯父さん  54
■原爆から一週間
人間って 死なんもんじゃね 65
■原爆から一ヶ月
だから 生きている 73
■原爆から二ヶ月
「わたしの人形」 80
二章 ヒロシマからアメリカへ 85
◇そのとき私たちは 86
◇母は強し 94
◇アメリカへ 99
三章 ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマ
   ――俳句・短歌・詩で綴る自分史―― 103
■渡米・結婚・帰化 104
渡米・結婚 104
米国に帰化 106
原爆を落とせし国で 108
父を恋う 110
■私の証言 111
戦 争 111
湯むき 112
わが家の原爆忌 114
私は信ずる 116
なぜだろう 119
ノーモア 放射線 122
核の抑止力 125
過ちを繰り返すな 127
おめでたい話 130
■ヒロシマ ナガサキ フクシマ  133
ヒロシマ ナガサキ 133
フクシマ 135
四章 いまこそ核兵器の廃絶を! 137
あとがき 154
あとがき追記 161
Appendix  Masako’s Story
      Revised prose poems of Chapter One,“Haha no Shogen” 214


《前書きなど》
 今のうちに母から原爆のことを聞いておかないと後悔する。このままでは、私は、一生被爆体験が分からなくなる。気付くのが少し遅すぎたが、いまなら間に合う。

 一九九一年の夏、アメリカから広島の実家に里帰りしていた私は、ついに意を決して、母に原爆の時の話を聞くことにした。その朝は、珍しく友人や親戚などの訪問客もなく、母と二人きりの静かな朝だった。勇気を出して、恐る恐る聞いてみた。

「ねぇ お母さん 原爆の時は、どうだったん?」
 すると驚いたことに、母は嫌とは言わず、四六年間の沈黙を破って、話し始めた……。(「はじめに」より)


《著者プロフィール》
大竹 幾久子(オオタケ キクコ)
大阪市で生まれる。1945年5月頃両親の出身地である広島市に戻る。
1945年8月6日、爆心地から1.7キロメートルの広島市西区打越町で原爆に被爆、負傷。その後、「原爆症」になり、その年の11月頃まで病床に臥す。父を原爆で亡くす。
広島の五日市小学校、ノートルダム清心女子中学校、国泰寺高等学校卒。
津田塾大学卒業後、1968年に渡米結婚。以後、米国カリフォルニア州に在住。
修士号を取得して、カリフォルニア州立大学などで日本語を教え、非常勤助教授として引退。現在に至る。

被爆体験を書いた本『アメリカへ ヒロシマから』(ケイ大竹著)を2003年に丸善(株)から自費出版。この本の英語版Masako’s Story:Surviving the Atomic Bombing of Hiroshima Kikuko Otake著を2007年にAhadada Booksから出版。Masako’s Story:Surviving the Atomic Bombing of HiroshimaのRevised Second Edition、Kikuko Otake著を2011年にAuthor Houseから出版(ISBN:978-1-4634-4338-2)。本書『いまなお 原爆と向き合って』は、初版の『アメリカへ ヒロシマから』を、大幅に書きかえて、編集しなおしたものである。

また、俳句、短歌を以前は『小説新潮』や『オール讀物』に投稿、2000年代になってからは、朝日新聞、NHK、海外日系文芸祭、明治神宮献詠短歌大会などに応募、川柳は毎日新聞の万能川柳に投稿し、入選多数。2013年には朝日新聞の朝日歌壇賞を受賞。在住するカリフォルニア州でも、短歌、俳句、川柳、詩などの創作活動をしている。

息子二人は成人し、現在、夫と二人でロスアンゼルス市郊外に米国帰化市民として暮らしている。
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