原発を阻止した地域の闘い 第一集
型番 ISBN978-4-7807-1249-0 C0036 定価:1,400円+税
定価 1,540円(税140円)
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日本科学者会議:編
四六判 224ページ 並製
定価:1,400円+税
ISBN978-4-7807-1249-0 C0036
2015/11発行


《目次》
・芦浜原発を止めた小さな町の記録
・四国と和歌山県における原発立地を断念させた運動の歴史
・住民運動・科学者運動はいかに原発建設と対峙したか
 ──つくられた志賀原発と中止させた珠洲原発、石川県での経験  
・科学者と住民運動の連携
 ──阿武山研究用原子炉設置計画撤回の歴史から
・上関原発計画の現段階と諸問題
・岡山県日生町における原発立地阻止の運動と地域の現状
・九州電力の宮崎県串間原発計画を阻止
 ──住民運動と自治体民主化の結合
・土佐佐賀町と窪川町での闘い
・鳥取県青谷・気高原発立地阻止運動をふりかえって
・「美しい若狭を守ろう」と原発と貯蔵施設を拒否しつづけた小浜市民の
 大きなたたかい  
・資料1 福島第一原発事故による宮城県周辺の放射能汚染分布
・資料2 福井地裁による「高浜原発3、4号機運転差止仮処分決定」の意義
・資料3A 原発即時ゼロと持続可能なエネルギー需給へのシフトを求める
(日本科学者会議「声明」)
・資料3B 福井地裁による「高浜原発3、4号機運転差止仮処分決定」を力に、原発の再稼働を阻止するたたかいを強めよう(同前)




原発立地の歴史を見てみましょう。すると、原発誘致の策動を、ジグザグはありながらも最終的に跳ね返した地域住民の闘いが見えてきます。政府の大方針の下、電力会社が地元の自治体や漁協などを巻き込みながらの、それこそ札束と恫喝にものを言わせての攻勢に対して、住民が徐々に反転攻勢を組んで行く闘いの日々は感動的ですらあります。本書はこの記録の第一集です。(「はじめに」より)



《著者プロフィール》
日本科学者会議(ニホンカガクシャカイギ)
伊藤宏之

柴原洋一(しばはら・よういち)
1953年生。元高校教員。南島町闘争本部が組織した県民団体「脱原発みえネットワーク」の事務局長を務めた。現在「原発おことわり三重の会」会員。伊勢市在住。

服部敏彦(はっとり・としひこ)
1936年生。京都大学大学院中退 理学博士 徳島大学名誉教授 専門は素粒子論

飯田克平(いいだ・かっぺい)
1931 年生。日本科学者会議石川支部常任幹事。金沢大学教員、石川支部を代表して志賀原発に反対する全県的組織に参加(当時)

山本謙治(やまもと・けんじ)
1947 年生。日本科学者会議・関西技術者研究者懇談会。原発をなくそう茨城市民の会事務局長

増山博行(ましやま・ひろゆき)
1947年生。京都大学大学院理学研究科修了。理学博士。山口大学名誉教授。日本科学者会議山口支部会員。専門:物性物理学。

磯部 作(いそべ・つくる)
1949年生。岡山大学法文学専攻科修了。元日本福祉大学教授。放送大学(非)。日本科学者会議瀬戸内委員長、専門は地理学で、沿岸域の魚洋や公害・環境問題など調査研究

佐藤 誠(さとう・まこと)
1939年生。早稲田大学第一文学部史学科中退。共産党宮崎県・串間原発対策委員会責任者として反対運動に携わる。現・宮崎県革新懇事務局長

岩田 裕(いわた・ひろし)
1938年生。1967年神戸大学大学院博士課程単位取得、退学。2002年高知大学名誉教授。2004年『環境対策』共編著。専門:経済学。現・日本科学者会議高知支部事務局長

石井克一(いしい・かついち)
1950年生。大阪大学理学部物理学科卒。元高校教員 青谷原発設置反対の会事務局長

横山 光(よこやま・ひかる)
1952年生。鳥取大学教育学部卒。元小学校教諭 青谷原発設置反対の会事務局員

八木俊彦(やぎ・としひこ)
1941年生。北海道大学農学部卒。元大学教員 日本科学者会議会員・鳥取支部

中嶌哲演(なかじま・てつえん)
1942年生。明通寺住職。原発設置反対小浜市民の会(元)事務局長。『いのちか原発か』共著 ほか

南部拓未(なんぶ・たくみ)
1983年生。静岡大学理学研究科地球科学専攻修了。高校教諭 日本科学者会議会員・宮城支部

山本富士夫(やまもと・ふじお)
1940年生。福井大学名誉教授・工学博士、専門=流体力学・エネルギー変換工学・機械工学

牛田憲行
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