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書名:日本の科学者2022年9月号 Vol.57
編著者名:日本科学者会議
ISBN:978-4-7807-2070-9 C0336
定価:727円+税(税込み:800円)
サイズ:B5判並製・56頁
発売日:8/20
目次と書影:添付
《紹介文》
本誌では2016年6月号にこの問題について初めての特集が企画された.関連して2020年11月号に特集「高齢者の社会的孤立と生涯発達」の中で社会的ひきこもりについて取り上げた.2021年のひきこもり問題をテーマとしたJSA京都支部市民講座も経て,京都や大阪にたくさんのつながりが生まれ,今回の特集に結実した.
本特集は,4論文と4コラムで構成され,ひきこもり当事者,登校拒否・不登校経験者,家族,学校教員,相談支援者がそれぞれの立場から論じている.さらにスウェーデンからも寄稿いただいた.
《特集》
社会的ひきこもりの人々の今日的課題
まえがき 藤本文朗 02
言葉の玉手箱 田中義和,藤本文朗,青木道忠,柚木健一 03
学校における不登校生徒への支援の課題と実際
──中学校の教育現場から 森長はるみ 04
〈コラム〉
不登校をふりかえる
──ケセラセラで生きてきた 小林快実,近藤真理子 10
〈コラム〉
「父親の会」と関わって
──父親ならではの苦悩 上坂秀喜 14
〈コラム〉
母として様々な仕事を続けてきて
──今あらためてひきこもりの問題を考える 松原よし子 16
登校拒否・不登校,社会的ひきこもりの支援
──民間機関の立場から 柚木健一 18
〈コラム〉
ひきこもる人とその家族を支える
──NPO法人なでしこの会の20年 田中義和 24
スウェーデンのひきこもりの若者の実態とそのとりくみ
──早期発見と早期支援を中心とした継続的な社会支援 サリネンれい子 26
ひきこもりの人々と歩む課題
──事例の検討を通して 近藤真理子,田中義和,藤本文朗 33
【談話室】
ひきこもる人の真の願いはどこにあるのか
─20年の支援活動を通して実感すること 青木道忠 40
【座談会】
学生が考える大学の教養教育
出席者:横地夏海,谷口龍平,松江彩花,森島淳貴,司会:平野 文 42
【ひろば】
国立大学法人,研究開発法人等における研究者,教員の大量雇止め 片山知史 44
大阪大学における非常勤講師の労働契約をめぐって 長野八久 46
【本】
松井英介遺稿・追悼集 編集委員会 編著
『核のない未来を願って─松井英介遺稿・追悼集』 山本富士夫 48
高井逸史,藤本文朗,森下博,石井守 編著
『ひきこもっていても元気に生きる』 安井 勝 49
〈読者の声〉 50
〈日本科学者会議第53回定期大会の概要〉 51
〈大会決議〉 52
〈科学者つうしん〉 53
〈編集後記〉(近藤真理子) 56