２年生国語―教科書教材の読みを深める言語活動
発問を中心とした全時間の展開例
必見!!　授業の展開をていねいに解説。
現役で教壇に立つ先生が教える授業の進め方

指導要領の解説でも、「言語活動を通して指導すること」とあります。言語活動そのものも大事ですが、それを通して、より読みが深まること、理解や気づきを促すこと、表現が確かになること、学びが発展することが大事です。そのためには、『発問を、どうしていくのか』が課題だと考えました。発問を展開するなかで、場面や内容にあった言語活動・学習活動へと授業が進められるように考えました。特定の「授業の型」にとらわれることなく、教材・作品の特徴に合わせて、単元全体の毎時間の展開例を提案。後半では、作文や話し合い活動などその他の言語活動、および言語事項の学習について展開してあります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　編著者　今井成司　
目　　次
はじめに
� 　文学作品
１ 音読を取り入れて、場面の様子を生き生きととらえる
「スイミー」レオ＝レオニ　作、谷川俊太郎 訳
（光村図書・二年上／学校図書・二年上）使用教科書：光村図書


２ キーワードから登場人物の思いを読みとる
「お手紙」アーノルド＝ローベル　作、三木卓　訳
（光村図書・二年下／学校図書・二年下／東京書籍・二年上）使用教科書：光村図書
　
３ 登場人物と自分を比べながら読む …
「わたしはおねえさん」石井睦美　作（光村図書・二年下）

� 　説明文 …
１ 時間の順序や理由づけを表す言葉に着目し、様子やわけを考えながら読む
「たんぽぽのちえ」植村利夫　作（光村図書・二年上）

２ 順序や様子を考えながら読む
「さけが大きくなるまで」（教育出版・二年下）

３「ビーバーの大工事」の全文を読み、感想を書こう
ビーバーが木をかじって倒す様子を読みとろう

４ 似ているところと違うところを考えながら読む
「虫は道具をもっている」澤口たまみ　作（東京書籍・二年下）

� 　言語活動・言語事項
　　 作文、よく見て、聞いて
　　 「箱の中には何がありますか」
　　 あったらいいなと思うものを伝えよう
　　「あったらいいな、こんなもの」（光村図書・二年上）
　　 子どもが夢中になる読み聞かせ
　　 「いなばの白うさぎ」（光村図書・二年上）
　　 「三枚のおふだ」（光村図書・二年下）
　　 「王様と九人のきょうだい」（光村図書・二年上）
　　 「てぶくろ」
　　 「ももたろう」
　　 音読・群読 …
　　 「声に出して読もう」