1年生国語 教科書教材の読みを深める言語活動 発問を中心とした全時間の展開例
型番 ISBN978-4-7807-1179-0 C3037 定価:2,000円+税
定価 2,200円(税200円)
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今井 成司:編, 林 真由美:編, 山本 瑠香:編
B5判 192ページ 並製
定価:2,000円+税
ISBN978-4-7807-1179-0 C3037
2014/9発行

〈目次〉
はじめに 3

鵯 文学作品 ゆたかな読みを 13

1 聴・視写し、絵を見て言葉にして想像を広げる
  「はなのみち」 14
   ■学習指導計画〈6時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●話の順序をつかむ 16
         ●第 2 時●くまさんの暮らしと様子を読みとる 19
         ●第 3 時●りすさんに聞きに行くくまさんの気持ちを考える 21
         ●第 4 時●袋の中身がないと気づいた時のくまさんとりすさんの気持ちを想像する 23
         ●第 5 時●「はなのみち」ができた様子と喜ぶ動物たちの気持ちを想像する 25
         ●第 6 時●みんなで「はなのみち」を作る 27
         【執筆者 今井 成司】

2 音読したり、動作化したりしながら、繰り返しのおもしろさやリズムを楽しく読む
  「おおきなかぶ」 30
   ■学習指導計画〈9時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●感想を書いて、話し合う 32
         ●第 2 時●物語の大体の内容と話の順序をつかむ 34
         ●第 3 時●おじいさんが、かぶの種をまいたときの様子を想像する 36
         ●第 4 時●おじいさんが、かぶを抜こうとするときの様子を想像する 38
         ●第5・6時●みんなでかぶを抜こうとしたときの人物の様子や気持ちを考える 40
         ●第 7 時●かぶが抜けたときのみんなの様子と気持ちを考える 43
         ●第 8 時●グループに分かれて役割を決め、劇の練習をする 45
         ●第 9 時●劇の発表会をする 46
         【執筆者 林 真由美】

3 場面の様子を想像し、声に出して読む
  「くじらぐも」 48
   ■学習指導計画〈10時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●全文を読み、物語の順序をつかむ 50
         ●第 2 時●子どもたちとくじらぐもの行動と気持ちを想像して音読する 52
         ●第 3 時●くじらぐもと子どもたちの会話を音読する 54
         ●第 4 時●くじらぐもにとび乗ろうとする子どもたちの様子を想像しながら音読する 56
         ●第5・6時●くじらぐもとくじらぐもに乗った子どもたちの様子を想像する 58
         ●第 7 時●くじらぐもとの空の旅を絵に描く 62
         ●第 8 時●くじらぐもとお別れする子どもたちの様子を想像する 64
         ●第9・10時●音読発表会をする 66
   【執筆者 山本 瑠香】
 
4 物語の好きなところを探して読む
  「だってだってのおばあさん」 67
   ■学習指導計画〈9時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●物語の大体の内容をつかむ 69
         ●第 2 時●おばあさんとねこの様子を読みとる 72
         ●第 3 時●誕生日の準備をするおばあさんとねこの様子を想像する 74
         ●第 4 時●誕生日のお祝いの様子を想像する 76
         ●第5・6時●おばあさんの行動と言葉から変化を見つける 79
         ●第 7 時●おばあさんの言葉のおもしろさを読み、ねこへの答えを話し合う 84
         ●第8・9時●物語の好きなところを選び、発表する 86
         【執筆者 山本 瑠香】

鵺 説明文 たしかな読みを 87

1 文をもとに読み合い、話し合う
  「みいつけた」 88
   ■学習指導計画〈8時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●どんな生き物がいるかを話し合う 90
         ●第 2 時●話の全文を読み、大体の内容をつかむ 92
         ●第 3 時●問題提起の段落を読む 94
         ●第 4 時●ダンゴムシの見つけ方を読みとる 96
         ●第 5 時●セミの見つけ方を読みとる 98
         ●第 6 時●バッタの見つけ方を読みとる 100
         ●第7・8時●小さな生き物を見つけたことを書く 102
         【執筆者 今井 成司】

2 言葉と写真をつなげて読みながら、自動車の「はたらき」と「つくり」の関係を考える
  「はたらくじどう車」 104
   ■学習指導計画〈8時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●自動車について話し合う 106
         ●第 2 時●話の大体の内容をつかむ 108
         ●第 3 時●話題をつかむ 110
         ●第 4 時●バスのはたらきとつくりを読みとる 112
         ●第 5 時●コンクリートミキサー車のはたらきとつくりを読みとる 114
         ●第 6 時●ショベルカーのはたらきとつくりを読みとる 116
         ●第 7 時●ポンプ車のはたらきとつくりを読みとる 119
         ●第 8 時●乗り物クイズを作る 121
         【執筆者 今井 成司】

3 ライオンの赤ちゃんをもとにして、いろいろなどうぶつの赤ちゃんの成長の違いを比べて読む
  「どうぶつの赤ちゃん」 122
   ■学習指導計画〈12時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●挿絵を見て感想を話し合い、全文を読んで感想を書く 124
         ●第 2 時●「どうぶつの赤ちゃん」の大体の内容をとらえ、二つの問いを読みとる 126
         ●第3・4時●ライオンの赤ちゃんの生まれたばかりのときの様子を読みとる 128
         ●第 5 時●ライオンの赤ちゃんの大きくなっていく様子を読みとる 131
         ●第 6 時●しまうまの赤ちゃんの生まれたばかりの様子を読みとる 134
         ●第 7 時●しまうまの大きくなっていく様子(育ち方)をライオンの赤ちゃんと比べて読みとる 136
         ●第 8 時●しまうまの大きくなっていく様子(食べること)をライオンの赤ちゃんと比べて読みとる 138
         ●第 9 時●カンガルーの赤ちゃんの生まれたばかりの様子と大きくなっていく様子を読みとる 140
         ●第10・11時●『どうぶつの赤ちゃんずかん』の紹介文を書く 142
         ●第 12 時●紹介文を発表し、聞き合う 144
         【執筆者 林 真由美】

4 様々な方法を比べて読み、自分ならどうするかを考える
  「歯がぬけたらどうするの」 146
   ■学習指導計画〈13時間〉
   ■授業展開 ●第 1 時●題名を読み、感想を書いて話し合う 148
         ●第 2 時●書かれている大体の内容をつかむ 150
         ●第 3 時●紹介されている国のやり方を読みとる【日本】 152
         ●第 4 時●紹介されている国のやり方を読みとる【韓国】【中国】 154
         ●第 5 時●紹介されている国のやり方を読みとる【イギリス】【メキシコ】 156
         ●第 6 時●紹介されている国のやり方を読みとる【レバノン】【ボツワナ】【リビア】 158
         ●第 7 時●学習したことを振り返り、共通点を見つける 160
         ●第8・9時●自分の選んだ国のやり方を紹介する文を書く 162
         ●第10・11時●「歯が抜けたらどうするの」発表会をする 163
         ●第12・13時●自分のしたいやり方について書く 164
         【執筆者 林 真由美】

鶚 言語活動・言語事項 子どもが生きる ことばが活きる

1 長音・促音・撥音・拗音の学習 【執筆者 山本 瑠香】 166

2 ゲームで覚える五十音表 【執筆者 林 真由美】 173

3 動物の体を説明するクイズを作ろう
  「いろいろなくちばし」 【執筆者 山本 瑠香】 177

4 作文「今したこと」を順序よく書く 【執筆者 今井 成司】 179

5 作文「道具箱の整理」について書く 【執筆者 今井 成司】 187


イラスト(124頁上段と中段・130頁・132頁):佐々木こづえ

前書きなど
本書では、これらの活動を促す「発問」「指示」「提示」を具体的に提起しました。「一時間の授業がこれで展開できる」ことを目指しました。
作文の学習では、極めて基礎的なものを提案しました。「順序よく書く」が一年生では大事と言われていますが、順序と言っても「生活文」と「説明文」の書き方は大きく違います。現場ではそれをあまり意識しないでどちらも「順序よく」で指導されていることが多いのです。そこで、本書ではそれについてかなり詳しく提起したつもりです。きちんと取り組むならば、子どもたちの表現力とともに、情感や物を見る力も育っていくでしょう。
言葉・言語事項に関わる事柄においても、基礎的な事柄を扱いました。しかし、それが、言語の本質から切り離されないで、子どもたちに伝わってほしいと思っています。五十音表を使っての学習については、私たちは、一年生のみならず高学年まで、提起します。五十音表は言語・日本語について様々なことが学べる大事な資料です。
授業提案では、うまく納まらないところは、「コラム」にしました。ここでは、私たちの研究課題・基本的な考えを述べました。これをもとに、ご自身で授業を作っていってほしいという願いを込めてのことです。これを授業に活かすのはあなたです。
子どもたちが「共に学ぶ」「学び合う」と言う授業を、それぞれの教師が作って行くことが私たちの願いです。それを感じていただければ嬉しいことです。
(「はじめに」より)


新しく先生になる人にお勧めです。


〈著者プロフィール〉
今井 成司(イマイ セイジ)
前 東京都杉並区立浜田山小学校 講師、日本作文の会委員
※勤務先などは2014年4月現在

林 真由美(ハヤシ マユミ)
元 東京都杉並区立杉並第七小学校 教諭
杉並区教育委員会 済美教育センター研究員
※勤務先などは2014年4月現在

山本 瑠香(ヤマモト ルカ)
東京都杉並区立方南小学校 教諭
※勤務先などは2014年4月現在
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